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あなたの腎臓は大丈夫?(CKDとは)

最近よく、CKD(シー・ケー・ディー)という言葉をお聞きになることがあると思います。CKDは「慢性腎臓病」の略です。わが国の平均寿命が世界でもトップクラスとなり久しいですが、命は永遠ではなく、やがて皆最期を迎えます。年を取れば臓器も痛みます。認知症しかり、心臓病しかり、筋肉や骨などしかりです。腎臓も例外なく年を取ります。つまり腎臓の機能は徐々に衰えていきます。

腎臓の機能とは何でしょうか。腎臓は血液を濾過して、不要な水分や不要物を含む尿を作る臓器です。さらに、体の酸性・アルカリ性のバランスをとり、貧血にならないようなホルモンや、血圧を維持するホルモン、骨や歯を強くするカルシウムの吸収を助けるホルモンを作っています。腎機能が衰えていくと、これらの働きがままならなくなります。いきなり体に影響のあるような状態になることはそう多くはないのですが、加齢とともにゆっくりと腎機能は低下していきます。腎臓の働きを示す指標としてGFR(ジー・エフ・アール)があります(詳細は事項に譲ります)。つまりGFRが低下していきます。

GFRの数字は細かいことは抜きにして、だいたい100点満点だと思ってください。GFRは一般には血清クレアチニン値と、年齢、性別で計算ができるため、どの医療機関や健診センターでも算出されることが多くなってきました。これが60を切ってくると症状が出てくることがあります。

わが国では1,330万人(成人の1/8)がCKDに陥っているといわれています。CKDの進行の理由としては、加齢の他に、高血圧、糖尿病、肥満、腎疾患などがあります。壊れてしまった腎臓を元に戻すことはできませんが、早期発見、早期治療で進行を遅らせること、進行を止めることはできます。CKDは気がつかないうちに進むことが多いので、まずは、現在の腎臓の状態を知ることが第一歩です。お気軽に専門施設を受診されることをお勧めします。

GFRと蛋白尿の程度から現在のCKDの重症度が確認できます。下の図は日本腎臓学会作成の表です。枠の色は危険度(末期の腎臓病になり、腎移植や透析療法が必要になることや、心筋梗塞などの心血管合併症が起きること)を表します。黄色や、赤にならないように心がけましょう。

CKD(慢性腎臓病)の重症度分類

CKD(慢性腎臓病)の重症度分類

参考文献:日本腎臓学会編 CKD診療ガイド 2012,
東京医学社 2012

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